[2025/02/24追記]
この件は現時点で最新のDBeaver (24.3.5)でも対処されていません。
というわけで、過去紹介した解決方法は現在でも有効です。
ですがもしかしたらそれよりもより良い、かもしれない方法がありましたので、今回そちらも紹介します。
こちらの方法では、「Basic認証有りProxy環境でのドライバダウンロードが上手くいかない」問題に加えて、 (2025/3/5削除 ドライバダウンロードの問題はこちらの方法では解決できないようでした) 24.3.4ぐらいから?発生している(かつ未解決の)「Basic認証有りProxy環境で、Officeサポート追加プラグインのインストールに失敗する(#36999: Unable to install DBeaver Office Support, error message)」問題も回避できます。
ただ思わぬところで副作用が出るかもしれませんので、常用はお薦めしません。
素のeclipseで使われている方法ではありますが…。
【やり方】
dbeaver.ini に、以下を追加します。
-Dorg.eclipse.ecf.provider.filetransfer.excludeContributors=org.eclipse.ecf.provider.filetransfer.httpclientjava
【何故これで解決できるか】
あちこちを軽くザッピングしただけですので十分理解しているわけではないのですが。
DBeaverの土台になっているeclipseで使われている現在のhttpClientのプロキシ対応が、どうやらイケてないらしく(org.eclipse.ecf.provider.filetransfer.httpclientjava does not support proxy authentication とか Not able to communicate through authenticated proxy とか)。
Java 8からのBASIC認証のデフォルト無効化対応に引っ掛かる原因も、その辺にあるようなのです。
ちゃんと対応しようという話は前から上がっていて、でも大変らしくて、そこで話が止まっているようなのですね。
これは、そのイケてない部分を使わないようにする、という方法っぽいです。
まあこれは暫定対応らしくて、実際エンドユーザーからは見えないところでエラーは出るようですが、見た目は動作するようにはなります。なので最近のeclipseの eclipse.ini には取りあえずの回避策としてこれが組み込まれています。
でもDBeaverとの組み合わせでは当然未テストの方法ですので、問題が解決したら戻しておくことをお薦めします。
... DBeaver の issues に報告した方がいいのかなー。
前に別の問題を報告するために github のアカウント取ったから、やろうと思ったら出来るんだけど…。
[以下、過去の投稿内容]
解決したので書いておきます。
このブログは多分非常に見つけづらいと思うので、偶然この記事を見つけて「解決した!」という方は、Qiitaとかで書いてくれると嬉しいかもです。
【解決方法】
dbeaver.ini の末尾に以下を加えてください。
-Djdk.http.auth.tunneling.disabledSchemes=""
ただし環境によっては問題が出ることがあります。下の解説を読んでご判断ください。
【解説】
これはDBeaverの不具合でもドライバダウンロード先のmaven側の不具合でもなく、java実行環境の仕様変更によるものです。
具体的には、Java 8 update 111 からの「HTTPSトンネリングのBasic認証の無効化」の影響です。
「Java 8リリースの変更」のJava 8 update111 の項をみてください。
DBeaverのmavenサイトはhttpsで、ドライバダウンロード時のエラーメッセージを手がかりにDBeaverのコードを覗いてみたらまさに上記の仕様変更の影響を受ける形になっていましたので、上記に記載の対策がそのまま適用できました。
相当以前からドライバダウンロードが動かなくなっていて、ドライバを別にダウンロードしてローカルにおいてそこを参照させたり、httpsでないほうのmavenサイトを指定したりしていたのですが、これでようやくまともにドライバダウンロード機能の恩恵にあずかれるようになりました。
【解説】
これはDBeaverの不具合でもドライバダウンロード先のmaven側の不具合でもなく、java実行環境の仕様変更によるものです。
具体的には、Java 8 update 111 からの「HTTPSトンネリングのBasic認証の無効化」の影響です。
「Java 8リリースの変更」のJava 8 update111 の項をみてください。
DBeaverのmavenサイトはhttpsで、ドライバダウンロード時のエラーメッセージを手がかりにDBeaverのコードを覗いてみたらまさに上記の仕様変更の影響を受ける形になっていましたので、上記に記載の対策がそのまま適用できました。
相当以前からドライバダウンロードが動かなくなっていて、ドライバを別にダウンロードしてローカルにおいてそこを参照させたり、httpsでないほうのmavenサイトを指定したりしていたのですが、これでようやくまともにドライバダウンロード機能の恩恵にあずかれるようになりました。
2024/06/18追記:
この記事を書いてから2年以上経ちましたが状況はそのままです。
つまり、この記事の対策は未だに有効です。困ったことに。
GitHub の issue に Feature Request として投げておけばいつか対応してもらえるのかもしれませんが、ini に1行書けば済む話ですので面倒でねえ。
私もこの記事で問題解決できましたので、Qiitaに掲載させていただきました!
https://t.co/OXqBxs3DMb
有用な記事を書いて下さり、ありがとうございます。